COMPO BS/80は1979年4月に発売されました。発売時期がNECのマイコン時代(TK-80)とパソコン時代(PC-8001)のちょうど転換期だったため出荷台数も少なく悲劇のマシンと言えるかもしれません。でも愛敬のあるデザインの憎めないマシンです。
TK-80のTKはトレーニングキット、80は使用しているCPUであるIntel 8080Aの略です。 ワンボードマイコンと呼ばれるコンピュータで、 ケースはなく、むき出しの基板上に部品がついています、標準のインターフェイスは8桁表示のLEDに25個のキーのみです、電源は付属していません。RAMはたったの 512バイトです。
信じられないような性能ですが、TK-80の発売は日本におけるパソコンの歴史の夜明けと考えてもいいと思います。
発売開始は1976年(8月3日)、NECマイクロコンピュータ販売部(NEC電子デバイス事業部内)によって世に送り出されました。
(実機を持っていないので写真はありません...)

 
COMPO BS/80の基本設計はTK-80そのもので、TK-80にTK-80BS(RAM7K、BASIC、ビデオインターフェースなど拡張)、キーボード、リモコンカセット、電源をセットにしてケースにいれて製品にしたものです。(基板は新規設計、但しTK-80ユーザーのためにケース単体の販売もありました)
ディスプレイとの接続にはビデオ出力を使っていたので、家庭用テレビも利用可能です、画面構成は横32×16文字のモノクロ表示です。グラフィック機能など贅沢なものは装備されていません。
実装されたBASICはNEC独自のNEC LEVEL-U BASIC(パロアルト版タイニーベーシック改)です。標準価格はリモコンカセット装備のCOMPO BS/80-Aが23,8000円、カセットなしのCOMPO BS/80-Bが19,8000円でした。
 
余談ですが、NECはTK-80シリーズ普及のために1976年9月に秋葉原駅前のラジオ会館7階にサービスルームであるBit-INNを開設しました。
ここでは、マシンの無料開放なども行われ、当時コンピュータを使っていた人間(NECユーザー)なら聖地といっても過言ではない場所でしたが、残念ながら2001年8月31日をもって閉鎖されてしまいました。
現在その場所には「パーソナルコンピュータ発祥の地」のプレートが設置されています。(写真は2008年2月撮影)

パーソナルコンピュータ発祥の地

日本のパーソナルコンピュータは、
NEC Bit-INN東京で誕生し、全国に広がりました。

TK-80
● CPU:μPD8080A
● メモリ:ROM 768Byte RAM 512Byte
● キーボード:数字とA〜Fの16進キー
● ディスプレイ:7セグメントの日の字型LED 8個
● 言語:マシン語

1976年 マイクロプロセッサトレーニングキット「TK-80」販売開始

「パーソナルコンピュータ発祥の地」プレート設置場所
 
水色の円形のガラスの中にプレートが設置されています、 プレートのことを知っている人でないと誰も気づかないような状態です。 秋葉原のラジオ会館自体も今では、ラジオの名前とは趣の違うビルになっています。 ラジオ会館の公式ページでも、「…オーディオ・パソコン・フィギアの聖地でもあります。」 と書かれています。
当時のBit-INNの様子
 
左の写真は「写真で見る 第三の波」より転載しました、本書のアルビン・トフラーによるコンピュータ社会の予測はかなり当たったように思います。
写真は当時のBit-INNの様子を紹介したかったのであえて掲載しました、加工していますが、問題があれば削除いたしますのでご指摘お願い致します。

 
BASICの起動方法
** BASIC STATION MONITOR V1.0 **
$_
 起動画面
$BASIC_  BASICと入力
RAM END?9000_  RAM領域の最後のアドレスを入力
*LEVEL-2 BASIC V1.0*
>_
 BASIC起動


PC-8001 PC-8801 PC-6001 PC-9801 PC-8001mkU
PC-8801mkU PC-8001mkUSR

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